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Kei Hattori

Q1. 小さなころの長野の学びが今につながっているのはどんなところですか?
 

百聞は一見に如かず、一見は一触に如かず。
興味を持ったことはまずやってみるという今のスタンスに繋がっていると感じています。幼少期の頃の長野では、土を掘って小さな生き物を知り、草を触って季節を知り、木に登って鳥の目線を知りました。いまの子どもたちにも、身の回りにあふれる他人の解釈・感性に素直に従い、物分かりの良い人間になるのではなく、自分で触れて・体験して、自分なりの考えを持つことに積極的になってほしいということを伝えたいと感じています。


Q2. どうして脳科学に興味をもちましたか?今の仕事とは繋がっていますか?

 
The Notebook(きみに読む物語)という映画を観たことがきっかけです。
その映画では、アルツハイマー病に罹った女性が愛する人のことを忘れてしまうという情景が描かれており、「ただの脳機能不全で愛する人を忘れてしまうなんてあってはならない」「病理が解明されさえすれば、世界の何百万人もの人が愛する人を忘れる恐怖と悲しみから解放されるかもしれない」と感じ、脳科学の研究によってその病理解明の一端を担う研究をしたいと考えました。

脳科学の研究を通して、一つの真理の解明の為にあらゆる可能性を想定し、仮設を立てて検証すると

いう流れを学びました。その学びはいまの仕事の現場でも日々役立っています。

         

Q3. 子育てにおすすめの脳神経の本などありますか?教えてください。


=「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力 – Carol S Dweck =

「あなたはできなかった。通知表の点数が低いね。どうしてできないの?」ではなく、「あなたならできる!」と、子どもたちの未来を信じることにより、子どもたちの脳が困難に積極的に対処する回路を構築するというメッセージを、科学的エビデンスと共に語っている名著です。子どもたちと触れ合う全ての大人が一人ひとりの能力を信じ、前向きなコミュニケーションで子どもたちの積極的な脳回路構築にチャレンジしてほしいと願っています。
著者のTED Talkもありますので、ぜひご覧になって下さい。[ The power of "yet"(「まだ」という力)-Carol S Dweck in TED talk ]


 

Q4. 長野の大自然に子供たちを連れていくとしたら、何処に行きますか。また、大人を連れていくとしたら何処に行きますか。それぞれ何をしたいですか。
 

子どもたちは山の上のアスレチックに連れて行きます(地元だと大芝公園)!自分の体や知恵を精一杯使っていろいろな課題に挑戦しながら、泥だらけになって遊んでほしいなぁと思います。

大人のみなさんとは上高地に行ってキャンプをしたいです。自然の中を歩いたり、テント建てたりしていると、なんだか素直にいろいろ話せたりする気がして。自然の力で心が洗われるんでしょうか(笑)。

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